【自前Googleフォト】Immichの導入方法からスマホアプリの連携まで完全ガイド

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Googleフォトのようなメディア管理を自分のサーバーで行えるソフトウェア、Immichの導入方法を解説します。

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Immichとは

Immichとは、写真・動画の管理を自分のサーバーで行えるというNASとGoogleフォトのハイブリットのようなソフトウェアです。

NASのように自分のサーバーで運用できるため、ストレージの容量も自分でカスタマイズできます。個人情報を大手テック企業に握られたくないという人にもおすすめです。
また、Googleフォトのようにスマホからアプリを通じて直接サーバーにアップロードすることも可能です。PCを経由することなく、アップロードできる点は大きなメリットですね。

写真に写っている顔を学習し人物ごとに写真を分類する機能も非常に便利です。

スマホアプリも非常に使いやすくなっています。

導入

公式ではDockerを用いる方法が推奨されているため、それらをベースに解説します。

Linuxのコマンド操作がある程度わかれば簡単に導入できます。

必要なもの

  • サーバー
  • Linux環境
  • Docker環境
  • ネットワーク環境

この記事はUbuntu Server 24.04のDockerバージョン29.5.2環境で検証済みです。

サーバーの準備(Linux・Dockerのインストールなど)はここでは解説しません。

写真の保存用には大容量HDDがオヌヌメです。

保存ディレクトリの用意

適当な場所に写真を保存するディレクトリを用意しましょう。

mkdir ./photolibrary

アップロードされたファイルの実体はここに保存されるようになります。

必要なファイルのダウンロード

まず、適当な場所にディレクトリを用意し移動します。

mkdir ./immich-app
cd ./immich-app

次に、docker-composeファイルとenvファイルをダウンロードします。

wget -O docker-compose.yml https://github.com/immich-app/immich/releases/latest/download/docker-compose.yml
wget -O .env https://github.com/immich-app/immich/releases/latest/download/example.env

envファイルの設定

ダウンロードしたenvファイルを自分の環境にあった設定に書き換えます。

テキストエディタでファイルを開きましょう。

nano .env

編集するところは以下の3つです。

UPLOAD_LOCATION

ファイルを保存する場所を指定します。先ほど作成した保存ディレクトリのパスを指定しましょう。

UPLOAD_LOCATION=/home/user/photolibrary

DB_PASSWORD

Immichはメタデータの管理等にPostgreSQLを利用します。ここではデータベースのパスワードを指定します。

DB_PASSWORD=password

TZ

タイムゾーンの設定です。デフォルトではコメントアウトされているので、#を消して設定します。

TZ=Asia/Tokyo

コンテナの起動

設定が完了したら、コンテナを起動し完了です。

docker compose up -d

IPアドレスを確認する

コンテナが正常に起動したら、ImmichのWeb UI(管理画面)へアクセスするための準備をします。まずはImmichをインストールしたサーバーのローカルIPアドレスを確認しましょう。

サーバーのターミナルで以下のコマンドを実行します。

ip a

出力結果の中から、inet に続く 192.168.x.x10.0.x.x といったプライベートIPアドレスを探してメモしておきます。

ブラウザからアクセスする

IPアドレスが確認できたら、同じネットワーク(Wi-Fiなど)に接続しているPCやタブレットのブラウザを開きます。

URLバーに以下のように入力してアクセスしてください。Immichのデフォルトのポート番号は「2283」です。

http://[サーバーのIPアドレス]:2283

※例:http://192.168.1.100:2283

無事にImmichのロゴと「Immichにようこそ」の画面が表示されれば、サーバー側は正常に動作しています。

初回ユーザー登録(管理者アカウントの作成)

最初にアクセスすると、管理者アカウント(Admin)の作成画面が表示されます。

  1. 「はじめる」をクリックすると、アカウント作成画面になります。
  2. メールアドレス、パスワード、氏名 を入力します。
    • ※ここで設定するパスワードは忘れないように厳重に保管してください。
  3. 入力が完了したら 「登録」 をクリックします。

これで最初の管理者ユーザーの作成は完了です。次回以降は、このアカウント情報を使ってログインすることになります。

写真のアップロード方法(ブラウザ版)

ログインが完了すると、まだ写真が1枚もないタイムライン画面が表示されます。まずはPCからテストを兼ねて写真をアップロードしてみましょう。

  1. 画面右上にある 「アップロード」 をクリックします。
  2. ファイル選択画面が開くので、アップロードしたい写真や動画を選択します(ドラッグ&ドロップでも追加可能です)。
  3. アップロードが開始され、完了するとGoogleフォトのようにタイムラインに日付順で写真がずらりと並びます。

最初にどっさりとアップロードを行うと、顔認識などの処理で重たくなりますがしばらくすると落ち着きます。

スマホアプリの導入

Immichの最大の魅力とも言えるのが、公式のスマートフォンアプリ(iOS / Android両対応)です。スマホで撮影した写真を自動で自宅のサーバーにバックアップすることができます。

アプリのインストール

App StoreまたはGoogle Playストアで「Immich」と検索し、公式アプリをインストールしてください。

アプリからの接続設定

アプリを起動すると、サーバーのURLとログイン情報を求められます。

  1. Server URL:http://[サーバーのIPアドレス]:2283と入力します。
  2. Login: 先ほどブラウザで作成した管理者アカウントのメールアドレスとパスワードを入力します。

ログインに成功するとGoogleフォトのような画面が表示されます。右上の雲アイコンをタップするとバックアップ設定ができます。

「最近の項目」などのアルバムを有効にしておけば、アプリを開いた際、あるいはバックアップを有効にしている時に、自動で自宅のサーバーへ写真が同期されるようになります。

まとめ

以上で、自分だけのフォトストレージ「Immich」の導入と初期設定は完了です!

Googleフォトの容量制限に悩まされていた方や、大切なプライベート写真をクラウドに預けるのに抵抗があった方も、これで容量を気にせず、安全に写真ライフを楽しむことができます。顔認識機能や地図表示機能など、他にも便利な機能がたくさん用意されているので、ぜひ色々と触ってみてください。

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