自宅サーバーとは?何ができる?初心者向けにメリット・必要なものを解説

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「自宅サーバー」という言葉を聞いたことはあるけれど、

「そもそもサーバーって何?」
「自宅に置いて何ができるの?」
「専用の高いパソコンが必要なの?」

と思っている方も多いのではないでしょうか。

実は自宅サーバーは、余っているパソコンや小型のミニPC、Raspberry Piなどを使って比較的手軽に作ることができます。

自宅サーバーがあると、写真やファイルを保存するNASとして使ったり、自分専用のクラウドストレージを作ったり、広告ブロックやWebサーバーを動かしたりと、さまざまなことができます。

この記事では、自宅サーバーとは何なのか、何ができるのか、作るために何が必要なのかを初心者向けに紹介します。


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自宅サーバーとは?

自宅サーバーとは、その名前の通り「自宅に設置して使用するサーバー」のことです。

とはいっても、必ずしも業務用の大きなサーバーを用意する必要はありません。

一般的なパソコンやミニPC、Raspberry Piなどにサーバー用のソフトウェアをインストールすれば、自宅サーバーとして利用できます。

そもそもサーバーとは、ネットワーク上のほかのパソコンやスマートフォンに対して、データや機能を提供するコンピューターのことです。

例えば自宅サーバーに写真を保存しておけば、同じネットワークにつながっているパソコンやスマートフォンから写真を見ることができます。

普段使っているPCとの大きな違いは、「ほかの端末から利用されることを目的として動かす」という点です。


自宅サーバーで何ができる?

自宅サーバーの面白いところは、インストールするソフトウェアによってさまざまな用途に使えることです。

代表的なものを紹介します。

NAS・ファイルサーバー

まず定番なのが、ファイルサーバーとして使う方法です。

写真、動画、文書などを自宅サーバーに保存しておけば、同じネットワーク上の複数のパソコンからアクセスできます。

例えば、

  • デスクトップPC
  • ノートPC
  • スマートフォン
  • タブレット

などで同じデータを共有できます。

市販のNASを購入する方法もありますが、自宅サーバーをNASとして使えば、容量や機能を自分好みにカスタマイズできるのが魅力です。


写真・動画を管理する

スマートフォンで撮影した写真や動画を自宅サーバーに保存することもできます。

例えば「Immich」というソフトウェアを使うと、自宅サーバー上に写真・動画管理環境を構築できます。

スマートフォンから写真をバックアップしたり、ブラウザから写真を一覧表示したりできるため、自分専用の写真クラウドのように使えます。

当ブログでもImmichのインストール方法を紹介しています。

【自前Googleフォト】Immichの導入方法からスマホアプリの連携まで完全ガイド
Googleフォトのようなメディア管理を自分のサーバーで行えるソフトウェア、Immichの導入方法を解説します。ImmichとはImmichとは、写真・動画の管理を自分のサーバーで行えるというNASとGoogleフォトのハイブリットのような…

自分専用のクラウドストレージを作る

自宅サーバーを使って、自分専用のクラウドストレージを作ることもできます。

代表的なソフトウェアにはNextcloudなどがあります。

ファイルを自宅サーバーに保存して、パソコンやスマートフォンからアクセスできるようにすれば、Google DriveやOneDriveのような使い方ができます。

ただし、自宅の外からアクセスできるようにする場合は、セキュリティについてもしっかり考える必要があります。


広告ブロックサーバー

Pi-holeなどを動かして、ネットワーク内の広告やトラッキング用ドメインへのアクセスをDNSレベルでブロックする使い方もあります。

パソコンだけでなく、同じネットワークに接続したスマートフォンなど複数の端末に対して利用できるのが特徴です。

Raspberry Piのような低消費電力のコンピューターにも向いています。


Webサーバー

ApacheやNginxなどをインストールすれば、Webサーバーとして使用できます。

HTMLやCSSの勉強用として使ったり、WordPressのテスト環境を作ったりするのにも便利です。

いきなりインターネットに公開しなくても、自宅ネットワーク内だけでWebサイトを動かすことができます。

Linuxやネットワークについて勉強したい人にも、自宅サーバーは良い教材になります。


ゲームサーバー

ゲームによっては、自分でマルチプレイ用のサーバーを立てることもできます。

代表的なのはMinecraftなどです。

家族や友人だけで利用するゲームサーバーを自宅に作る、といった使い方もできます。

ただし、ゲームサーバーは比較的CPUやメモリを使用することがあるため、使用するゲームに合わせた性能のPCが必要になります。


自宅サーバーには何が必要?

「サーバー」と聞くと特殊な機材が必要そうですが、基本的な構成は意外とシンプルです。

最低限必要になるのは、

  • サーバーとして使用するPC
  • SSDまたはHDD
  • ネットワーク環境
  • OS

です。

キーボードやディスプレイは初期設定時に使用しますが、設定後はSSHなどを利用して別のPCから操作することもできます。

そのため、本体だけを棚などに置いて24時間稼働させることも可能です。


どんなPCを使えばいい?

自宅サーバー用のコンピューターにはいくつか選択肢があります。

余っているPC

最初に試すなら、使わなくなったPCを利用するのが最も手軽です。

新しくPCを購入する必要がないため、ほぼ無料で自宅サーバーを始められます。

ただし、古いデスクトップPCは消費電力が大きい場合があります。

24時間稼働させるのであれば、性能だけでなく消費電力も確認しておきたいところです。

Raspberry Pi

小型で消費電力が少ないRaspberry Piも、自宅サーバーとして人気があります。

ファイルサーバーやPi-hole、簡単なWebサーバーなど、比較的軽い用途なら十分活用できます。

GPIOも搭載しているため、電子工作とサーバーを組み合わせられるのもRaspberry Piならではの面白さです。

一方、大量の写真や動画を処理するなど、CPU性能を必要とする用途ではPCの方が向いている場合があります。

ミニPC

個人的に気になっているのがミニPCです。

最近のミニPCは本体がかなり小さい一方で、一般的なPC向けCPUを搭載した製品も多く、自宅サーバーとして使いやすそうです。

24時間動かすことを考えると、

「そこそこの性能」
「小型」
「低消費電力」

という特徴は魅力的です。

価格も比較的手頃なモデルがあるため、新しく自宅サーバーを構築するなら有力な候補になりそうです。

今後、実際にミニPCを使った自宅サーバーの構築も試してみたいと思います。


ストレージはSSDとHDDどちらがいい?

自宅サーバーでは、用途によってSSDとHDDを使い分けるのがおすすめです。

SSDは読み書きが高速で、動作音もほとんどありません。

そのためOSやアプリケーションをインストールするストレージに向いています。

一方、HDDは大容量でも比較的安価なので、写真や動画など大量のデータを保存する用途に向いています。

例えば、

OS・アプリ → SSD

写真・動画・バックアップ → HDD

という構成にする方法があります。

自宅サーバーを本格的に運用する場合は、ストレージの故障も考えてバックアップを用意することが重要です。


自宅サーバーの電気代は?

自宅サーバーを24時間稼働させる場合、気になるのが電気代です。

例えば平均消費電力が10Wなら、

10W × 24時間 × 30日

で、1か月あたり約7.2kWhを消費します。

平均消費電力が50Wなら約36kWhです。

実際の電気代は契約している電力会社や料金プランによって変わりますが、24時間運用ではPCの消費電力の差が積み重なってきます。

そのため、古い高性能デスクトップPCをサーバーとして使うより、用途によっては低消費電力なミニPCやRaspberry Piを使った方がランニングコストを抑えられる可能性があります。

このあたりは実際にワットチェッカーを使って消費電力を測定してみるのも面白そうです。


自宅サーバーのメリット

自宅サーバーの大きなメリットは、自分で自由に環境を作れることです。

ストレージ容量を増やしたり、必要なサービスを追加したり、自分の用途に合わせてカスタマイズできます。

また、実際にサーバーを構築してみることで、

Linux
Docker
ネットワーク
ストレージ
バックアップ
セキュリティ

などについて学ぶこともできます。

「サーバーやLinuxに興味はあるけれど、何から始めればいいのかわからない」という人にとっても、自宅サーバー作りは面白い題材だと思います。


自宅サーバーのデメリット・注意点

もちろん、自宅サーバーにもデメリットがあります。

まず、自分で管理する必要があります。

PCやストレージが故障する可能性もありますし、大切なデータを保存するならバックアップも必要です。

また、自宅サーバーをインターネットからアクセスできる状態にする場合は、セキュリティ対策が非常に重要になります。

よく分からない状態でルーターのポートを開放して、管理画面などをそのままインターネットへ公開するのは避けた方がよいでしょう。

最初は自宅LAN内だけで使い、仕組みを理解してから外部アクセスに挑戦するのがおすすめです。


まとめ

自宅サーバーというと難しそうに聞こえますが、余っているPCやRaspberry Pi、ミニPCなどがあれば意外と簡単に始められます。

自宅サーバーがあれば、

  • ファイルサーバー・NAS
  • 写真や動画の管理
  • 自分専用クラウド
  • 広告ブロック
  • Webサーバー
  • ゲームサーバー

など、さまざまなことができます。

特に面白いのは、一度サーバーを用意すれば、あとからソフトウェアを追加して機能を増やしていけるところです。

今回は自宅サーバーで何ができるのかを中心に紹介しました。

次回は、自宅サーバーに使うPCについて、余っているPC・Raspberry Pi・ミニPCのどれを選べばいいのかをもう少し詳しく見ていきたいと思います。

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